日本古来の薬用植物・実生ゆずの「古くて新しい」知恵を次世代に継承

私たちは、自然と歴史に学んだ「古くて新しい」知恵を原点に、健康長寿社会の実現に貢献したいと願っています。
今年度の主要テーマ
養生訓

正徳2年(1712年)に福岡藩の貝原益軒によって書かれた、養生(健康や健康法)についての指南書。とくに、理事長の岡山は養生の概念を再定義し、病気になってからあわてて医療に頼るのではなく、セルフケアで自然治癒力を高く保ちながら暮らすことこそ、人生の質を高める近道として、常日頃から食や生活習慣に気を配り、自然と調和した暮らし方を心がけることを提唱している。
医心方

鍼博士の丹波康頼が隋・唐の医書より引用、撰述し、永観2年(984)に円融天皇に奏進した現存するわが国最古の医書。そこから、当時の医学や医学思想などの研究を行っております。
葛飾北斎とゆず

古くからゆずは脳卒中に効果があると知られていました。かの葛飾北斎は中風(脳血管障害)を患っていた時、ゆずを使用した薬を自作して、回復したことが知られています。このような古くから知られるゆずの効用を科学的に分析しながら、日常的にゆずを用いた健康法を発信しています。


